三田村管打団?

(compare notes records : cn-0009)
1,575円(内税)
リリース:2006年8月10日
ジャケットアートワーク:小田島等

SONG LIST:
1. 管打団、西へ
2. ベゴニア
3. ふくろう
4. キネンジロー
5. イイノカ
6. !
7. おめでとう
8. -
9. アザ・ブランカ
10. 山科音頭
11. ウガンダ
12. ルガール・コムン
13. ~
 揃いも揃った総勢16名のブラスバンド、うち、見目麗しきレディースがこれまた11名。現実版「スウィング・ガールズ」?いやいや、そんな甘っちょろい代物と思ったら痛い目に遭うこと必至の爆裂ブラスバンド、それが三田村管打団?。大阪/神戸を拠点とするこの楽団、今は亡き希代のトロンボーン奏者大原裕率いる哀愁漂うブラスバンドLIVE! LAUGH!の若手精鋭を骨格とし、その後、増殖・進化・退化・昼寝・引退勧告・また昼寝・大増殖......等々を繰り返す。そして、生き残ったメンツを顧みれば、関西アンダーグラウンドの屋台骨(管?) を支える輩がずらりと並ぶ。
 しかし、そんな手練れたちが、ブカブカドンドンと、最高の笑みと小気味のいいブラス・サウンドを引っ提げ練り歩く姿は、まさに天上の楽団とも言えるもの。心根を鷲掴みするノスタルジックな旋律もあれば、老若男女踊り出す祭りのビートもあり、ブラジルのパーティ・バンドを想起させる日当たりのよいサウンドもあり、空気を蒼白く染める美しきハーモニーもあり、と盛り沢山。東欧のブラスバンドやニューオーリンズのビッグバンドとも異なる、ここ日本でしか生まれ得なかった独自の“てなもんやブラス・サウンド”。聴け、笑え、そして踊れ!
※ちなみに、このバンドには三田村さんは存在しません。ご了承ください。

[comments]
● この音楽には最高の悦びと興奮がある。彼ら三田村管打団?が日本における最も知名度のあるビッグ・バンドではないのは、にわかに信じがたい事実だよ。ブラス/リズム/メロディが愉快に組み合わさったこのエキゾチックなサウンドは、君をリズムに乗せて、飛び上がらせたり、お隣りの呼び鈴を鳴らしたくなったりさせるはずさ! (ヤン・ヴェルナー/マウス・オン・マーズ)

●このCD。なんて楽しそうなんだよ、まったく。「アザ・ブランカ」はオレも大好きな曲。くそ~先にやられちまった。この音楽は、体がでかいくせにアリって名前で、笑顔が素敵なアリくんそのままだ。しかも沢山のメンバーの楽しそうな顔がひとりひとり思い浮かんでくるときてる。ゴミ屑が宝物みたいに輝く瞬間、こういうのを「音楽」って言うんだよ。 (大友良英)

●三田村管打団?は、近所の知り合いに「ちょっと面白いブラバンやってるから今度観に来て」と誘われてフラッと行ってみたら、ちょっとどころではない創意とセンスに満ちた音に“!”となってしまい、終演後に感想を問われても咄嗟には「よかったですよ」という常套句しか出てこなくて悔しいような、でもその虚を突かれた感じが妙に嬉しいような ──そんな楽団である。
女子率高めの編成で油断させておいて、スウィング・ガールズがリベレーション・ミュージック・オーケストラに取り組んだような音を平然とやる。かつて故・大原裕(tb)が率いたLIVE! LAUGH!の遺伝子を感じさせるサニーなラテン調から、ブラジル音楽の古層に息づくブラスの響きを鮮やかに引き出したルイス・ゴンザーガの秀逸カバー、サン・ラやAEOCを思わせる旋律や集団即興もチラ見させるが、腕組みして聴きがちになってくると山科音頭の大合唱で手拍子を誘う。東欧ジプシーのブラス・バンドにすら既聴感が漂ってしまう今にあって、この作品には、神戸の中古盤屋の片隅に眠っていた、戦前のカリブ海で活動していた無名の楽団のSP音源にレコード針を落とした時に似たスリルと“発見”がある。
ローカルとグローバル、プロとアマチュアの境界線を無邪気に引っ掻き回しながら、三田村管打団?は出会った人々の耳を“?”か ら“!”に更新する行進(マーチング)を極めてマイペースな足取りで続けて行くのだ。 (吉本秀純)

三田村管打団?: www.geocities.jp/kumacoopdisc/mkdd/

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